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予防歯科

【徹底解説】フロスとは?使い方から注意事項まで徹底解説!


友人

「デンタルフロスってなんなん?使い方とか注意事項とかあんまりわからんから、先生教えてや!」

こういった疑問に答えます。

本記事のテーマ

  • フロスってなに?
  • フロスをするメリット4つ
  • フロスの種類3つ
  • フロスの使用方法
  • 使用頻度
  • 注意点
  • よくある質問
  • フロスってなに?


    フロスとは歯と歯の間の隙間を掃除する道具です!

    繊維を歯間に入れてプラークを巻き取るように取り除く細い糸のことです!


    「 なんでフロス使わなあかんの?歯ブラシだけでキレイになってると思うねんけど!」

    フロスを使用する理由

    歯ブラシだけでは汚れの約60%しか取れていない

    歯ブラシとフロスの併用で汚れが86%除去できるとの研究結果があります!

    加えて、歯には虫歯になりやすい三大不潔部位というのがあります。

    三大不潔部位

    ①奥歯の噛む面の溝
    ②歯と歯の間
    ③歯と歯茎の境目

    このうち歯ブラシだけでキレイにできるのは①奥歯の噛む面の溝のみです!

    後の2つは歯間ブラシやフロスを使わないとキレイになりません!

    私の患者さんで、すごいキレイに磨いている方でも、結局この2つの部位にだけ汚れが残っている人が多いです!

    どんなに歯ブラシでキレイに磨いてもそこだけ磨き残しがあり、虫歯になっているケースが本当に多いのです!

    なのでフロスによる清掃は必須です!

    歯間ブラシに関してはこちらの記事を参考にしてください!

    フロスをするメリット4つ

    歯と歯の間の歯垢除去効果

    上にも書いたように、歯ブラシとの併用で86%の汚れを除去することができます!

    むし歯や歯周病の予防

    歯垢を残したままにすると、むし歯や歯周病の原因になります!

    口臭の予防や改善

    口臭も、食べかすや歯垢などの汚れが原因です!

    使用したデンタルフロスのニオイを嗅いで「臭い」と感じたら、口臭がしているかもしれません。

    口臭に関しては以下の記事を参考にしてください!

    むし歯や歯周病、詰めものの異常を早期発見できる

    フロスを使っていて、

    いつも同じ場所で引っかかる

    フロスがばらける

    フロスが切れる

    といった時は、その部分に

    • むし歯ができている
    • 詰めものかぶせものに不具合がある

    可能性があります!

    すぐに歯医者さんに行くようにしてくださいね!

    フロスの種類2つ

    フロスにはホルダータイプロールタイプがあります!

    ホルダータイプ


    ホルダーが付属しているタイプです!

    デンタルフロスを初めて使う方におすすめです!

    F字型

    前歯に使いやすい

    Y字型

    挿入しにくい奥歯にも、前歯にも使いやすい

    の2種類あります!

    ロールタイプ


    こちらの方が慣れてしまえば簡単で、経済的です!

    私ももちろんこっち使っています!

    
ロールタイプにも2種類あります!

    ワックスタイプ

    繊維がワックスでコーティングされている
    歯と歯の間に挿入しやすい

    ノンワックスタイプ
ワックスタイプ

    繊維がワックスで固められていないタイプです!
    繊維が広がって歯の表面にフィットするので、汚れ落としの効果が高いのが特徴です!

    私はワックスタイプの方が好きです!

    フロスの使用方法

    のこぎりのように前後に動かしながら歯と歯の間に入れる

    前の歯の歯肉に糸が隠れるくらい入れて、歯の接触点まで歯に沿わせて掻き出す

    奥の歯の歯肉に糸が隠れるくらい入れて、同様に接触点まで歯面に沿わせて掻き出す

    最後にのこぎりのように前後に動かしながら糸を取り出す

    この時一番大事なのは、

    フロスを入れるだけでなくて、しっかり歯に当てることです!

    言葉だけだと分かりにくいので、ライオンから出されている参考動画を参照してください!

    使用頻度

    毎食後できればいいが、最低でも1日1回寝る前だけできれば大丈夫です!

    デンタルフロス使用時の注意点

    デンタルフロスを使う時には、以下の点に気を付けましょう!

    歯茎を傷付けないようにする

    力を入れて差し込まずに、「ゆっくり」動かすと歯茎を傷つけないです!

    歯科医師や歯科衛生士から指導を受ける

    使い方がわからない場合は、歯科医師や歯科衛生士から正しい使い方の指導を受けましょう。

    使用中に不具合があれば歯科医院で相談する

    使用中に、フロスが引っかかったりする場合は歯と歯の間にむし歯や歯石がある可能性があります!

    そんな時は、歯科医院で相談しましょう!

    よくある質問

    フロスをしたら出血してきた

    出血は汚れが溜まって歯茎が腫れている証拠です!

    2.3週間ほど継続して行えば出血が治るので継続しましょう!

    それでも治らない場合は歯科医院で相談してください!

    フロスをしたら臭い

    これは食べ物のカス(歯垢)が詰まっている証拠ですね!

    歯茎に関しても問題ないのでこれも継続して使用しましょう!

    デンタルフロスは子どもに使ってもいいの?


    子どものむし歯予防のためにもデンタルフロスは有効です!

    特に乳歯は、虫歯になりやすいため、フロスを使用することで虫歯を予防することができます!

    フロスと歯間ブラシどっちを使ったらいいか

    その疑問に関しては以下の記事を参考にしてください!

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